PLCが故障してしまったら|PLC・シーケンサーのことならトップツーシステム|故障修理・開発

PLCが故障してしまったら

目に見えなくても装置は経年劣化します
~もしもPLCが故障したら~

PLC・シーケンサーは、永遠に使い続けられるものではありません。電気信号を介して使用するため、すり減っていく様子やトラブルの予兆が目に見えず、通常の機械にくらべると経年劣化を把握しにくいと言えるでしょう。しかし、機械の頭脳とも言える装置だけに、故障してしまった時の影響の大きさは計り知れません。もしPLC・シーケンサーが故障してしまったら何が起こるのか、こちらでご紹介します。

PLC・シーケンサーの故障例

PLC・シーケンサーは経年劣化や環境の影響、周辺機器の影響などによって故障することがあります。ある日突然、「まったく電源が入らなくなった」というケースも珍しくありません。よくある故障の例と復旧の目安、その予防対策を見ていきましょう。

ケース1 何をやっても動かない!
原因 PLCのソフト(プログラム)が消えたこと
要因 バッテリーの劣化、経年劣化、設置環境
症状 電源が入らないので、まったく動かなくなります。ソフトのバックアップがない場合は1からつくり直すため、時間と費用がかかります。
復旧目安 ソフトのバックアップあり:即日対応
ソフトのバックアップなし:数日~数ヶ月
予防 バックアップはデータで保管を。DMデータの同時保管も忘れずに。
ケース2 何だかいつもと動きが違う!?~パート1~
原因 PLCのパラメーター(設定値)が消えたこと
要因 バッテリーの劣化、経年劣化、設置環境
症状 ある程度は動きますが、品質を保てなくなります。パラメーターのバックアップがない場合、調整しながら設定し直す必要があります。
復旧目安 パラメーターのバックアップなし:即日対応
パラメーターのバックアップあり:数日~数週間
予防 バックアップはデータで保管を。
ケース3 何だかいつもと動きが違う!?~パート2~
原因 PLCの入力・出力・アナログなどのユニットが故障
要因 経年劣化、使用頻度、設置環境
症状 ユニットの故障により、「動かない」「止まらない」「精度が低い」などのトラブルが現れます。故障したのが販売中や在庫があるユニットなら交換することで修理できますが、発売中止の場合はPLCのリニューアルが必要です。
復旧目安 ユニットが販売中もしくは在庫あり:即日~数日対応
ユニットが廃盤もしくは在庫なし:数日~数週間
予防 ユニットが廃盤になるケースも珍しくありません。販売している間に在庫の確保やリニューアルをしておきましょう。
ケース4 PLCのエラーランプが光っている!?
原因 PLCソフトのバグ(不具合)が発動
要因 デバッグ(試運転・確認)不足
症状 エラーの内容により、動かなくなります。PLCを診断し、エラー内容に応じたソフトの修正が必要になります。
復旧目安 エラー内容確認とバグ修正:即日~数日
予防 すぐに修理を頼める業者を事前に探しておきましょう。

私たちにご相談ください

冒頭でもご説明したように、機械全体を制御するPLC・シーケンサーが故障してしまうと工場の生産ラインなどに大きな影響が出てしまいます。もし、復旧するまで業務がストップしてしまったら……。故障した場合の影響を最小限に抑えるために、日ごろから適切な点検やメンテナンスをしておきましょう。

PLC・シーケンサーの専門家「トップツーシステム」では、豊富な修理経験やノウハウを活用して迅速かつ丁寧な修理を行っています。周辺機器で壊れそうな箇所や各種部品の寿命などについてアドバイスすることも可能です。どこを直せばいいかわからない方、どこに修理を依頼すべきかお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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